顔のたるみによるシワ、ほうれい線の原因の一つに、猫背が関係しているというお話をしました。気になる方は、以下の記事を参考にして下さい。
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その猫背についてですが、生活習慣から生じている場合がほとんどです。その生活習慣の一つとして、今回は、寝相について考えてみたいと思います。また、猫背と枕の関係も大きく影響しているので、そのことについても記事にしてみました。
顔のたるみが生じる猫背の人の寝方
猫背の人には、共通した寝姿勢があるようです。それは、仰向けが辛いということから、横向き寝、またはうつぶせ寝で寝るという傾向です。これらの寝方と猫背の関係を以下に紹介しています。
▼横向きの寝方
横向きの寝方は、体全体を丸めた状態になります。その為、眠りながらにして猫背の姿勢になってしまうことになります。そればかりでなく、肩が内側に入った状態の巻き肩も引き起こします。巻き肩になると肩甲骨の動きが悪くなる為、肩がこりやすいという性質があります。また、首も歪みやすく、猫背を悪化させてしまうこともある為、注意する必要があります。
▼うつぶせの寝方
うつぶせで寝ていると、呼吸をしやすくする為に首は、横向きになります。横向き状態で寝るクセがついてしまうと首が歪み、肩こりや首の痛みの原因になります。また、首のねじれを引き起こすため、そのねじれを軽減するために股関節をひねる癖もついてしまいます。その結果、腰椎もねじれて、腰痛を引き起こす可能性があります。
横向きの寝方、うつぶせの寝方は、顔のたるみによるシワ、ほうれい線も引き起こしてしまいます。詳しくは、以下の記事を参考にして下さい。
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顔のたるみ予防にもなる猫背に良い寝方とは
顔のたるみを引き起こす原因となる猫背が悪化してしまう前に、仰向けでの寝方を習慣づけることが大切です。仰向けで寝た時に違和感や痛みが出ないのであれば、普段から仰向けで寝るように意識しましょう。仰向けの体勢になると痛みが出る方や、仰向けの状態を長く保てない方は、以下の3つを試すことで楽になります。
①ひざを曲げて腰の痛みを和らげる
仰向けの状態だと腰周りに痛みが走るという方は、ひざを曲げた状態で寝ることをおすすめします。曲げた状態を保ちにくい場合には、ひざの下にクッションを入れると曲げた状態を自然に保つことができます。それにより、腰周りの筋肉や背骨の緊張を和らげることができます。
②4つ折りにしたバスタオルを腰にあてる
眠っている時は、無意識に寝返りをうち、いつの間にか横向きやうつぶせで寝てしまうこともあるでしょう。そこで、4つ折りにしたバスタオルを腰にあてて眠ることで、仰向けの姿勢を保ったまま寝ることができます。
③枕を首の下に入れる
猫背改善には、仰向けの状態で首の下に枕を入れるのがおすすめです。寝ている間に首周辺の筋肉を緩め、頸椎の位置を戻し、良い姿勢を習慣づけることができるため、猫背を改善する効果が得られます。
顔のたるみ予防にもなる猫背改善のための枕選び
顔のたるみによるシワ、ほうれい線の原因となる猫背を改善するためには、枕の選び方はとても大切です。以下のポイントに気を付けて、枕を選ぶことをおすすめします。
以下の記事も参考にして下さい。
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①硬めのものを選ぶ
頭が沈み込んでしまうような柔らかい枕は、歪みを引き起こすことがあります。その為、頭をしっかり支えることができるくらいの硬さの枕を選ぶことが大切です。
②適度な高さの枕を選ぶ
人の首は、アーチ状になっています。仰向けになると布団の間にすき間ができます。このすき間を埋める程度の高さの枕を選ぶと、自然な姿勢が保てると考えられます。一般的には、枕に頭をのせて沈み込んだとき、頭が腰の位置より3~4㎝ほど高いぐらいが良いです。
③首と頭をしっかりサポートできる枕
姿勢を正すと、首から腰までの背骨は、ゆるくS字カーブを描いています。その為、寝ている時もS字カーブを自然にキープできるように、首から頭までを支えることができる枕を選ぶことが大切です。また、猫背の人の中には、首のカーブがないストレートネックという状態の人も多い為、首や肩の痛みを感じることがある場合は首のカーブを作る枕の使用がおすすめです。
④定期的に買い替えることが大切です
枕は、使い込むほど形状が変化し、正しい寝姿勢を保てなくなります。気づかぬうちに形が変わってしまい、その結果、顔のたるみにも影響を及ぼしていることがあります。それを避ける為にも、半年から1年ほどのサイクルで枕を買い替えることをおすすめします。
⑤素材としてのおすすめは、低反発の枕です
それぞれの頭の形や首のくぼみにそって、枕の形状が変化するので首や肩に負担をかけずに寝ることができます。
以上が、枕を選ぶ時のポイントになります。総合的に、理想的な枕と言うと、「自然に姿勢よく起立した状態を寝ている状態でもキープすることができる枕」のことなのです。ちなみに、「猫背解消枕」「頸椎保護枕」「姿勢矯正枕」などを見てみると、全体的にかなりフラットで首があたる部分のみがわずかに膨らんでいるタイプが多いようです。
具体的には、「頭を置いた状態がとても自然で、首が枕についているのかいないのかわからない」くらいの枕がおすすめです。できれば、実際に横になり、自分の体に合っている確認することで顔のたるみ予防にもつながっていくことになります。