顔たるみ、ほうれい線予防!姿勢、寝相、食事習慣を改善

顔たるみ、ほうれい線予防を姿勢、寝相、食事習慣から改善するための情報

顔のたるみ、ほうれい線の原因となる猫背は肩甲骨を整えると効果的

顔のたるみによるシワ、ほうれい線と猫背は、とっても深い関係にあるというお話を以前しました。「何?何?」という方は、以下の記事を参考にして下さい。

 

tarumi-houreisen.hatenablog.com



 

 

その、猫背ですが、肩甲骨とも深ーい関係があったのです。普段、ストレッチをしながら、猫背習慣を改善しようとしている方も、更に肩甲骨を意識して動かすと効果的に猫背を改善できるというお話です。

 

顔のたるみによるシワほうれい線予防の鍵となる肩甲骨とは

 

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肩甲骨は胸部という左右の肋骨で囲まれたカゴのような構造物の後ろに張り付いている骨です。その胸部というカゴの上をスルスルと滑りながら動くため、かなり自由度が高い骨と言えます。そして、この肩甲骨には、腕の骨がつくため体と腕を繋ぐ役割もしています。

 


ですから、肩の動きを良くして、腕を自由に動かすには、肩甲骨の動きがものすごく重要になってくるのです。それに加え、肩甲骨にはたくさんの筋肉が付き、胸部の上に固定されています。

 


猫背姿勢になると肩甲骨周りの筋肉の柔軟性のバランスが崩れ、使われすぎて硬くなってしまう筋肉や、使われず弱くなってしまった筋肉などバラつきが出てくるため、肩甲骨の位置も正しい位置では無くなってきてしまいます。

 


すると、腕が動かしづらい、肩が上がらないなど以外にも、肩こり、首コリなどが起こることもあり、肩甲骨周辺の筋肉が硬いことから、頭に行く血流が阻害され、頭痛など引き起こすこともあります。これらの症状がある方は、猫背によって肩甲骨の位置が正しい位置ではなくなっているかもしれません。



 

顔のたるみによるシワ、ほうれい線と姿勢の関係

 


猫背の為に、背中が丸まって、首が前に出てしまうと、頭は体の上に乗っていません。頭の重さは、5~6キロほどあります。本来なら体で支えるこの重みが、前首になって支えがない状態ですと必然的に顔の皮膚も筋肉も重力に負けやすくなって、たるみやすい状態になってしまいます。

 


そして、前首の状態ですといつも無理して首が支えているので、首回りの筋肉が必要以上に発達して、硬くなってしまいます。その結果、首が太くなって、エラが張ってきたりします。

 


首回りにつく余分な硬い筋肉というのは、血液やリンパの流れを妨げるので、老廃物や毒素がうまく排泄できない状態になります。慢性的に老廃物や毒素を含んだ余分な水分が顔周りに溜まりやすくなってその部分が重力に負けてたるみを作ったりします。

 

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肌のくすみも、吹き出物も、引き起こす原因にもなります。そして、首から背中にかけてある僧帽筋は、顔の皮膚と筋肉を引き上げる働きがあります。背中が丸くなった状態ですと僧帽筋は衰えて、硬くなって、顔の筋肉と皮膚を引き上げる力がなくなってしまい、顔のたるみ、ほうれい線を作りやすくなってしまいます。

 

顔のたるみによるシワ、ほうれい線と肩甲骨の関係

 

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猫背などの姿勢の影響で、前かがみになっていると、首も前に出て。肩も前に出て、肩が上がった状態になります。そこで、意識して、肩甲骨を下げると胸が開いて、呼吸が深くなり、自律神経の安定や細胞を活性化させる効果もあります。

 


また、肩甲骨を下げると、自然に顎が引けます。顎周りの筋肉を肩甲骨とつながっていますので、顎が引けると、フェイスラインが引き締まって、マリオネットラインやほうれい線の改善につながります。

 


顎が引けると、必然的に5~6キロほどの頭も体の上に乗るので、肩こりや首コリや筋肉の張りにこわばりが取れて、筋肉のこわばりによってできていた表情ジワが改善することにあります。

 


肩甲骨を下げることを意識することで、体幹の筋肉もついてきて、新陳代謝アップにもつながります。肌のターンオーバの乱れも改善され、規則的に行われるようになります。

 


顔の皮膚と筋肉を支える僧帽筋も鍛えられるので、顔のたるみによるシワ、ほうれい線ができにくい環境を作ることができます。


▼肩甲骨の下げ方


①肩甲骨同士を背中の中央に寄せて下さい。


②①によって、肩が少し上がる感覚があると思います。
その肩を肩甲骨は寄せたままで、下の方に下げて下さい。

この状態を一日の中で、できるだけ意識して行うことで、姿勢が良くなり、猫背が改善されていきます。

 


普段、あまり姿勢が良くない方は、肩甲骨を下げた状態をキープするのは、意外に難しかったりするかと思います。しかし、無理せず、できる範囲で続けることで、少しづつ、筋肉が変わってきます。

 

姿勢が悪い方は、体幹の筋肉も発達していないため、冷え性の方も多いです。意識して、肩甲骨を下げる習慣を身に付けると、自然と冷え性も改善されます。

 


無理せず、きれいな姿勢を目指して、顔のたるみによるシワ、ほうれい線予防につなげていきましょう。

 

 

顔のたるみによるシワ、ほうれい線予防につながる肩甲骨ストレッチ

 

猫背が習慣になってしまっている方は、肩甲骨を下げて、正しい姿勢を保ち続けることが難しいと思います。そこで、気が付いた時にできる肩甲骨ストレッチを取り入れながら、猫背改善を目指すことをおすすめします。


▼肩甲骨をほぐして代謝を上げるストレッチ

 

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①肘を曲げて、手を肩に乗せます。


②後ろに大きくゆっくり5回回します。この時、肩甲骨が動くことを意識して、回して下さい。


③同じ様に前にもゆっくり5回回して下さい。この時も、肩甲骨を意識して回して下さい。

 

▼肩甲骨を開くストレッチ

 

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①立ったまま顔の前で腕を合わせます。


②①のポーズから肘を上へとできるだけ上げます(上げ下げ10回づつ)


③①のポーズから腕を曲げたまま、肩甲骨が中央に寄るのを意識しながら腕を後ろへ開いて下さい。
これも10回づつ

 

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以上のストレッチを時間に余裕のあるときに行うだけで、肩甲骨周りの筋肉はほぐされ、顔のたるみによるシワほうれい線予防にもつながり、猫背も改善されていくと思います。少しづつ、できることを続けていくことが、年齢に負けない肌を作り出します。