毎日の食事で、自分は何回、物を噛んで飲み込んでいるだろう・・・?なんてあまり考えたことないですよね。でも、加齢とともに気になる顔のたるみやほうれい線に対して、スキンケア対策もしているのに、いまいち効果が出ない・・・頭皮対策もしているのに・・効果が出ない・・・そんな思いにぶつかってしまったら、今度は、咀嚼について考えてみましょう。
やはり、咀嚼と顔のたるみ、ほうれい線も深い関係があったわけです。そんなことを記事にしてみました。
顔のたるみ、ほうれい線予防と咀嚼の関係
顔のたるみ、ほうれい線対策として様々なことを行っても、その顔の構造上、頬や口周りに脂肪がついてしまって、その重さに耐えきれず、顔のたるみ、ほうれい線が生じてしまうことがあります。
また、体とは違って頬や口周りについてしまった脂肪は、落とし難いとも言われ、非常に厄介な脂肪として存在してしまいます。
体の脂肪は、運動することで自然と脂肪が落ちていきますが、顔の脂肪は、運動する機会が少ないので落し難いのです。そこで、顔の運動と言うことで、「咀嚼」と言うことが関係してくるのです。
咀嚼の回数を増やすことで、顔の筋肉を動かす回数も増えます。また、咀嚼は回数を増やすことで、体の他の部分にも良い影響を及ぼすことがわかっています。
顔のたるみ、ほうれい線予防となる咀嚼回数増加による美容・健康効果
食事の時は、何回くらい噛んで飲み込んでいますか?自分のことでも良くわかっていないのが咀嚼だと思います。ここでは、食事の時にだいたい、30回~40回くらい噛んで飲み込む場合の効果についてのお話です。自分でそれほど噛んでいないという方は、30~40回を目標に今日から試してみてください。
咀嚼の回数を増やすと
●パロチンの分泌量が増える
●EGF成長因子が増加する
●免疫力がアップする
●食べ過ぎを防ぐ
●たるみ改善効果がある
食べ物をよく噛むと唾液がいっぱい出ます。この唾液いっぱい出すことが美容にも効果的なのです。唾液の中には、バロチンが含まれています。バロチンは、若返りホルモンとも呼ばれていて皮膚の新陳代謝を活発にする作用があり、肌ののシミ、シワを防いでくれます。若返りホルモンバロチンの分泌量を増やしたい場合は、30回以上噛むことが大切です。
EGF成長因子は、表皮細胞成長因子と言って、表皮幹細胞に表皮細胞を増産する信号を出し、肌のターンオーバーを促進して、シミやくすみを改善する働きをしてくれます。顔のたるみ、ほうれい線予防には、とても大切なものとなります。
成長因子については、以下の記事も参考にして下さい。
顔のたるみ改善とプラセンタ カテゴリーの記事一覧 - 顔のたるみ、ほうれい線改善!コラーゲン、注射、セラミド、炭酸は効果あり?
kaotarumi-taisaku.hatenablog.com
また、良く噛むことで、唾液の分泌が増え、以下のような、健康面にも良い影響があります。
●栄養素の吸収が促進される
●虫歯や歯周病予防につながる
歯周病予防については、以下の記事も参考にして下さい。
tarumi-houreisen.hatenablog.com
●良く噛むことで脳が刺激され活性化される
●食べ過ぎを抑えてストレス解消になる
顔のたるみ、ほうれい線予防には咀嚼運動で顔筋をつかう
顔のたるみを防ぎ、引き締まったフェイスラインを作る為にも、食べる時は、良く噛むことが大切です。近頃は、柔らかい食べ物が増えただけでなく食べる時間もどんどん短くなっているようです。その為、噛む回数も激減しているそうです。調べてみると、昔と比べて噛む回数も食事時間も1/2になってしまったそうです。
食生活が豊かになったことで、柔らかくて食べることが楽な食生活に変化してしまったことが原因のようです。
良く噛むことは、表情を支える筋肉も鍛えられるので、美しい笑顔作りにも役立ちます。また、噛むことで、女性ホルモンのエストロゲン分泌を活性化して、肌老化を抑える効果も期待できます。
コラーゲンやヒアルロン酸の摂取も一つの方法かもしれませんが、栄養バランスを整えて、良く噛むなどの生活習慣を改善することも顔のたるみ、ほうれい線予防には大切です。
しかし、そこで一つ注意が必要なことがあります。それは、片方だけで咀嚼していると、顔の歪みの原因になる可能性もあります。顔のバランスも考えて、右と左を交互に同じ咀嚼回数で食事をするように心掛けることで、顔の歪み防止にもつながります。
顔のたるみ、ほうれい線予防の為に咀嚼回数を増やす工夫
日々の食事の中で咀嚼回数を増やしていくには、例えば白米を玄米にしたり豆類や乾物類を積極的に食べるなど、粗食にすると良いそうです。しかし、なかなか今さら変えるのって難しいですよね。 そこで、一般的な食材の中で、咀嚼回数が高くなる食材をリストアップしてみました。上手く普段の食事と組み合わせることで、咀嚼回数が増えると思います。
●フランスパン
●野菜スティック
●イカやタコの刺身
●野菜の味噌汁
●赤身のステーキ
●根菜の煮物
●えだまめ
●皮付きリンゴ
●するめ
●ナッツ類
●お煎餅
などなど、家で料理するときだけでなく、外食する時も少し意識するだけで、咀嚼回数は飛躍的に伸ばすことが出来そうです。ちなみに、わが家では良く野菜スティックや根菜の煮物などを取り入れて咀嚼回数を増やすことを心がけています。