顔たるみ、ほうれい線予防!姿勢、寝相、食事習慣を改善

顔たるみ、ほうれい線予防を姿勢、寝相、食事習慣から改善するための情報

顔のたるみ、ほうれい線予防は、骨密度を上げることが大切

今回は、 顔のたるみ、ほうれい線が、気になりだしたら・・・「とりあえず対策を・・・」と考えている方は、早めに予防としての対策を考えましょうというお話です。実は、年齢を重ねるとともに、顔の骨格も変化するらしいのです。ですから、かなり以前から骨を大切に丈夫にしておくことが、結局は、顔のたるみ、ほうれい線予防につながることなのです。

 

 

顔のたるみ、ほうれい線予防と骨の関係

 

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顔の老化というと、顔のたるみ、ほうれい線やその他のしわなど皮膚に生じる兆候をイメージすると思います。しかし加齢に伴って、皮膚の下の骨、特にあごの骨に、著しい変化が現れることを、新しい研究によって発見されました。

 

 

この研究は、スウェーデンで1949年に始まったと言います。当時20代だった30人の歯科学生を対象に顎の石膏型をとり、10年後、更に30年後と、合計40年間をかけて顎のサイズを調べたのです。

 

 

最終的には、被験者は18人になってしまいましたが、この追跡調査により、40歳を超えると、顎のサイズは徐々に縮小して、歯の生えるスペースが狭くなってくることが明らかになりました。 顎の縮小の程度には人それぞれで個人差がありますが、主に数ミリ程度で、下顎の方がより縮小するということです。

 

 

数ミリというとわずかな変化にも思えますが、顎の幅および長さ両方において縮小するために、歯のかみ合わせに影響がでる人もいるそうです。

 

 

顎がなぜ年齢と共に縮小するのか?その理由ははっきりとはわかっていませんが、おそらく遺伝的要因や解剖学的要因の両方が原因だろう、とこの研究を行ったスウェーデンのマルメ大学の歯科学教授ラース・ボンデーマークは語っているということです。

 

 

これまでは、年齢と共に、前歯が八重歯気味になってくるのは「親知らず」の影響によるものと考えられてきました。しかし、この最新の研究によれば、親知らずを抜いても、年齢による顎の縮小によって、前歯が八重歯気味になってしまう可能性があるということです。

 

 

顔のたるみ、ほうれい線を予防に骨密度を上げる理由

 

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下あごのシャープなアウトラインは、若々しく見えるめに大切な要素ですが、加齢とともに生じる骨の損失によってあごの輪郭が不鮮明になってきます。顔のたるみ、ほうれい線を改善しようと、多くの人が美容治療などでシワとりやフェイスリフトを受けています。しかし、そのほとんどの場合、若い頃と全く同じには戻れないのが事実です。

 

 

なぜなら、年齢を重ねるに従って顔の肌を支える骨格のボリュームが減少して後退することで、顔のたるみやほうれい線が生じているからです。 顔の骨格は筋肉と皮膚を支える「足場」であって、骨格のボリュームが減少することで、顔の皮膚や筋肉が垂れ下がり、顔のたるみ、ほうれい線が生じ、老け顔へとつながってしまいます。

 

 

加齢に伴って、目尻のしわや二重あごや頬のたるみが現れることに加えて、眼窩(がんか:眼球の収まる頭蓋骨のくぼみを指す)の骨は徐々に広くなって、まゆの骨は後退します。 特に女性は、男性よりかなり早く、40歳を過ぎると顔の骨が減少してくるようです。

 

 

これは加齢に伴っておこる骨密度の減少の影響と思われます。40代になると男性より女性の方が骨密度の減少傾向が著しい傾向があることと一致します。 生涯を通じて、身体の骨は常に形成と再吸収(損失)を繰り返します。加齢に伴って新しい骨の生成が低下して、生成より吸収される量が大きくなる傾向があります。

 

積極的に、骨の生成を維持できるような対策が必要になります。

 

 

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米国の形成外科医が行った研究では、男性の顔では、最も顕著な骨損失は65歳以上で生じたと言います。 一方、女性の顔の骨格は、20~40歳の間と比べて、41~64歳の間で大きく変化することが解ったと言います。

 

 

加齢による最も顕著な変化はあご骨に現れたようです。年をとるに従って、あごの角度が激増して、あごの輪郭が不鮮明になりました。あごの長さは若者と中年の比較で大きく減少しましたが、中年から高齢へのあごの高さの低下も著しい変化があったと言います。

 

 

この研究では、若者(20~40歳)、中年(41~64歳)、高齢者(65歳以上)の各年代グループで男女20人ずつ、合計120人の人々の顔の骨をCTスキャンしました。そして、顔の骨格の詳細な測定値を取るために、スキャンの結果を三次元で再現したと言います。

 

 

下あごは顔の形成の基本となっていて、その変化は顔の美しさに影響します。これらの測定値からは、加齢に従って、あごのボリュームに大きな衰退がみられて、このため顔の下部と首の筋肉を十分に支えられなくなることが分かったと言います。

 

 

あごの骨のボリュームの損失は、顔の皮膚のたるみ、あごの突起の減少、下あごのアウトラインの不鮮明化につながります。 また年齢とともに、眼窩を作る骨は後退して眼窩が拡大します。この骨の2、3ミリの損失は、眼のまわりの皮膚のたるみとして現れます。

 

 

同じ様な骨損失は、まゆの骨、鼻、上あごを含む、顔の中央の骨でも現れます。 「これまでは、顔の老化は、皮膚の弾性と脂肪が失われることによると考えられていたため、美容整形における顔の若返りの主な方法は、お肌を引き締めることでした」と米国の形成外科医は言っています。「しかし、これらの方法では、多くの場合、若い時の顔に戻すことはできませんでした」。

 

 

今後、若々しい顔を取り戻すための美容形成外科治療には、余分な皮膚を取り除いて引っ張り上げることに加えて、加齢とともに失われた骨を再建するための移植のような方法が含まれる必要があります」と、米国の形成外科医は語っています。 「現在、形成外科医は、フェイスリフトを望む人々のために、充填剤を使用するか、身体の他の部位の脂肪を顔へ移動させるか、失われた骨を補充する移植を行うことができます。

 

年齢ともに骨格の後退に伴った顔のたるみ、ほうれい線治療として、新しいヒアルロン酸注入材が発売されたようです。以下の記事を参考にして下さい。

 

kaotarumi-taisaku.hatenablog.com

 

 

完全に、20歳の顔に戻ることは不可能ですが、顔にボリュームを加えることでより若くみせることができるのです」と言います。 顔のたるみ、ほうれい線に影響する原因としては、日焼けや乾燥による皮膚のダメージ、食事、喫煙などの外部的要素、さらに筋肉と骨量の損失も加わります。40代、50代、60代と年を重ねた時にどのような自分になっているかは、日々の生活習慣の異なる要因が複合的に関与してきます。

 

 

顔のたるみ、ほうれい線予防として骨密度を上げる方法

 

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現代の30代、40代の女性は、既に、骨粗鬆症の予備軍が多いと言われています。、40代では10人に1人が骨粗鬆症又は予備軍であることが研究のデータ上明らかになっているようです。 女性の骨密度は20代ぐらいでピークを迎え、女性ホルモンが減少する40代頃から下降線を描きます。

 

 

骨密度が低下して骨粗鬆症の危険が及ぶと顔のたるみ、ほうれい線の他にも様々な部分で影響が現れます。動脈硬化、インスリンの分泌減少、認知症のリスク、赤血球の減少、免疫力低下などです。


骨密度を上げる方法として考えられることは、以下三つの方法です。


●食事
●運動
●日光

 

 

顔のたるみ、ほうれい線予防の為の骨密度を上げる食事とは

 


骨密度を上げる為に、カルシウムが必要と言われがちですが、カルシウムだけでは、骨密度は上がりません、なぜなら骨の成分の約半分は、コラーゲンだからです。これは、「骨たんぱく質」とも言われ、9種類の必須アミノ酸からできています。

 


カルシウムとコラーゲンが2つそろって始めて骨は作られます。また、カルシウムを体内に効率良く吸収させるためには、ケイ素の働きが重要と言われています。ケイ素については、以下の記事を参考にして下さい。

kaotarumi-taisaku.hatenablog.com

 


以上のことから、9種類の必須アミノ酸を常に摂取することと、ケイ素の摂取が大切と言うことになります。9種類の必須アミノ酸は、アミノ酸スコアを参考にバランス良く食事を摂ることをおすすめします。脂質やコレステロールが気になる人は、大豆から積極的に摂取することをおすすめします。

 

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また、ケイ素の摂取方法も以下の記事を参考にして下さい。

 

kaotarumi-taisaku.hatenablog.com


 

 

顔のたるみほうれい線予防の為の骨密度を上げる運動とは

 

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骨を強くするためには、骨に強い負荷を与えると、骨に必要な栄養が集まり骨密度が上がります。年齢が高い方が急に激しい運動を始めるのは危険なことです。できることから始めましょう。一番手軽にできることとしては、ウォーキングがおすすめです。

 


ウォーキングの方法も以下の記事を参考にすると、合わせてミトコンドリア増加も狙えて、線維芽細胞も活性化しちゃいます。

 

tarumi-houreisen.hatenablog.com


 

顔のたるみ、ほうれい線予防の為の骨密度を上げる日光浴

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骨密度を上げる為には、カルシウムが骨に吸収される必要があります。カルシウムが骨に吸収される助けをするのは、ケイ素の他にビタミンDです。ビタミンDは、魚介類、キノコ類に多く含まれます。しかし、ビタミンDがビタミンD3に変化しないと機能しないと言われています。

 


そこで、ビタミンDがビタミンD3に変化するために、太陽光を浴びる必要があります。いくら食事で必須アミノ酸を摂取しても、運動で負荷を与えても、太陽光を浴びないと骨密度は上がってくれません。

 

 

例えば、農作業を毎日している女性の骨格はしっかりしていると言われています。それは、バランスの良い食事、強い負荷のある農作業、そして太陽光を浴びる。全て、揃っているので、とても健康なのですね。

 


このことからもわかるように、太陽光を浴びながらできるウォーキングは、とても効率の良い運動と言えると思います。無理のない範囲で続けながら、顔のたるみ、ほうれい線の予防に備えたいですね。