顔のたるみによるシワ、ほうれい線予防には、睡眠はとても大切です。質の良い睡眠を得る為には、枕選びは、とても大切です。枕の選び方については、以前の記事で触れています。以下の記事を参考にして下さい。
tarumi-houreisen.hatenablog.com
上記の記事を見ていただくとわかるように、顔のたるみによるしわ、ほうれい線予防の為には、枕の高さや通気性については、とても大切なのです。でも、更に、大切なのが、枕の素材になってきます。枕は、昔に比べ、研究や開発が進み様々な素材が枕として扱われています。
その種類は、かなりあるんですよ。そして、たくさんの種類があるのをわかっていながら、なかなか、その素材を種類ごとに、メリット・デメリットを考えたことってないように思います。そんなことを思って、今回、枕の素材について記事にしてみました。
顔のたるみによるシワ、ほうれい線予防となる枕の素材について
枕の素材には以下のようにたくさんの種類があります。
●そばがら
●パイプ、ストロー素材
●ひのき
●低反発ウレタン
●高反発ウレタン
●ポリエステル綿
●羽根
●ビーズ
●コルマ、丸ビーズ
●粉砕低反発
●コンフォロフト綿
あどが挙げられます。大きく分けると粒状素材と綿状の素材に分類できます。
顔のたるみによるシワ、ほうれい線予防の為の理想的な枕素材とは
枕を変えてみようかな・・と思った時の自分なりの理想的な枕と言うのは、描けますか?たくさんの素材の中で、どのような素材を選べば、自分に合った枕が選べるのでしょうか?自分になりに書き出してみるのも良いかもしれませんよ。
私が、考える理想的な枕と言うと
●汗を吸ってくれる吸湿性
●水分と熱を逃す通気性が良い
●使っていてもヘタリが無い寿命が長いもの
●形が崩れ難い・安定感があるもの
●音がしない
●臭いがこもらない
●お手入れが簡単
自分なりに考えるとこんな感じになりますが、それに当てはまる素材を見つけるとなると、なかなか見つからないのが現実です。ですから、理想に近い素材として、購入する時は、触れてみたり、実際寝てみたりしながら、自分に合うものかを確認することが大切です。
顔のたるみによるシワ、ほうれい線予防の為の枕の素材の特徴
▼そばがら
【特徴】
そばがらは、蕎麦の実の殻を乾燥させた素材で、日本で古くから枕の素材として愛用されています。ずっしりと重量感があり、硬めの枕素材として分類されます。
【メリット】
通気性や吸湿性に優れ、寝ている間の余分な熱を外に逃し、汗などの余分な水分を吸収してくれます。また、価格も比較的安価でボリューム感もあります。根強い人気があり、定番の素材です。
【デメリット】
使用しているうちに、そばがらがつぶれて粉が出ることがあります。また天然のそばがら素材の場合は夏場、天日干しをせずに湿気の高いところで長時間保管すると、虫がわくことがあります。アレルギー、喘息の方にはおすすめできません。
【水洗い】
水洗いはできません。
▼パイプ、ストロー素材
【特徴】
ストローを細かく切ったような形状の素材です。大きさや硬さなどたくさんの種類があるのも特徴です。
【メリット】
通気性が抜群です。虫の心配もなく耐久性にも優れています。素材の寿命も長く、ヘタレづらい素材です。
【デメリット】
大きくて、硬めのパイプはごつごつした感じがあります。寝返り時にザワザワとした音がすることがあります。
【水洗い】
水洗いは可能なので、いつも清潔に保つことができます。
▼ひのき
【特徴】
主に天然ひのきを素材にしたものです。1㎝ほどのサイコロ状のものや、カール状に巻いた形状もあります。
【メリット】
ひのき独特の香りが睡眠を助けます。また、天然ひのきの持つ防虫防湿効果もあります。
【デメリット】
天然ひのきの香りは持続性がなく、1ヶ月程度で香りは抜けてしまいます。また、比較的価格は高めです。
【水洗い】
水洗いはできませ。
▼低反発ウレタン
【特徴】
まるでマシュマロのようなスポンジの素材です。ゆっくり沈み、ゆっくり戻る、独特の触り心地でいま人気になっています。元々は、NASAのスペースシャトルの宇宙飛行士の為に開発されました。
【メリット】
柔軟性に優れており、利用する方の体型や寝姿勢に合わせて形状を変えるので、フィット感があります。また、体圧分散効果もあり、負担を軽減させます。
【デメリット】
寒くなると硬くなる特性があります。逆に夏などは熱がこもりやすく、ムレやすいという難点があります。最近では、これらを改良した素材も登場しています。
【水洗い】
基本的には、水洗いはできません。ただし、一部商品は水洗いができるように特殊加工をしてあるものもあります。
▼高反発ウレタン
【特徴】
反発力を高めることで、首をしっかり支えて安定した眠りを促すように作られているのがとくちょうです。耐久力があるので、ヘタレがないです。寿命が長く、反発力が強い素材として広く用いられています。
【メリット】
反発力が強い為、しっかりと頭を支えて首をサポートしてくれるので、寝返りがスムーズにできます。肩の筋肉を休めるためにもしっかり支えてくれる硬さです。
【デメリット】
低反発ウレタンと同じ様に、通気性が悪く、ムレやすいです。
【水洗い】
基本的には水洗いはできませんが、一部商品によっては、水洗いが可能なものもあります。
▼ポリエステル綿
【特徴】
綿状の人工線維。綿のような素材で、クッション性があり、枕やクッションの定番素材です。ふんわりとした感覚で、柔らかめの枕が好みの方におすすめです。
【メリット】
ふわふわ柔らかく、ボリューム感もあります。またクッション性に優れていて、軽量、安価な素材として重宝されています。
【デメリット】
使用しているうちに、弾力性が失われ、ボリューム感がなくなってきます。またホコリなども溜まりやすい素材です。
【水洗い】
水洗いはできません。ただし、一部商品は水洗いができるよう、特殊加工をしているものもあります。
▼羽根
【特徴】
羽根素材は、水鳥の羽根を採取して、洗浄、消臭を施した天然素材です。独特のふんわり感、高級感があります。ふんわり柔らかい寝心地です。
【メリット】
通気性も良く、吸湿・保温・発散性に優れているので、冬は、温かく、夏は涼しいという天然素材ならではの利点があります。
【デメリット】
安価なものは、羽根素材独特の臭いがあるものもあります。また、羽根に骨があるため、枕の中から素材が出てきてしまったりすることがあります。
【水洗い】
水洗いはできません
▼ビーズ素材
【特徴】
超極小の発砲ビーズ素材。発砲スチロールを小さく粒にしたような素材です。独特の触り心地で、クッションや癒し系グッズでも幅広く使われています。
【メリット】
なんと言っても、独特の触り心地。ビーズが不思議な感触を生み出します。また、超極小なため柔軟に変形します。
【デメリット】
一部改良されたものもありますが、熱がこもりやすい素材です。流動性があることにより、安定感がないと感じる方もいます。
【水洗い】
水洗いはできません。ただし、一部商品は水洗いができるよう、特殊加工をしてあるものもあります。
▼コルマ、丸ビーズ素材
【特徴】
コルマ素材は、中が空洞になった直径1㎝程度のプラスチックボールに2つの大きな穴が空いた形状の素材です。
【メリット】
中が空洞で、穴が空いているので、空気の通りがよく通気性に優れています。また素材の一つ一つが球状になっているので、比較的柔軟性・クッション性があり、素材の流動性もあります。
【デメリット】
素材がゴロゴロと動く音が出てしまいます。価格は比較的高めです。
【水洗い】
水洗いは可能です。
▼粉砕低反発
【特徴】
スノー低反発素材は、低反発ウレタンを細かく粉砕した素材です。まるで雪のようなスノー低反発は、その素材を握ると、ギュッと小さくまとまり、そしてゆっくりと元の大きさに復元するユニークな素材です。
【メリット】
低反発ウレタン素材の特徴であるモチモチ感を出しながら、羽根枕のようなふんわり包み込まれるようなフィット感を実現しました。低反発素材に比べて、通気性もあります。
【デメリット】
素材がかたよってしまったり、くっついてしまい、スノーのようなサラサラ感が徐々に失われます。また、初期はウレタン素材独特の臭いがします。
【水洗い】
水洗いはできません。
▼コンフォロフト綿
【特徴】
エステル(わた)の中でも最も上質な特殊加工されたエステル綿素材。エステル繊維の中に空洞が空けられた特殊加工がされています。
【メリット】
従来のエステル素材より、さらに通気性・クッション性に優れています。また、繊維が絡みづらく、綿ぼこりも出づらくなっています。
【デメリット】
値段が比較的高めです。また、使用するにつれ、ボリューム感は失われてきます。
【水洗い】
水洗いは可能です。
顔のたるみによるシワ、ほうれい線予防のためにできること
自分にあった枕と出会えることができたら、質の良い睡眠を得ることができ、顔のたるみによるシワ、ほうれい線の予防にもつながります。しっかりと枕を選ぶことができましたら、仰向けで寝ることも楽になるはずです。
その結果、首への負担も少なくなり、シワ、ほうれい線だけでなく、首の歪みなども改善され、肩こり、首コリも楽になると思います。
枕以外では、スマホやパソコンを見る姿勢などに気を付けながら、年齢を重ねてもきれいな肌でいられることを目指していきましょう。姿勢については、以下の記事を参考にして下さい。
tarumi-houreisen.hatenablog.com
実は、ほうれい線の原因は、いびきとも関係があるようです。最近、自分のいびきが気になる様でしたら、以下の記事も参考にして下さい。